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大御神社、天岩戸神社への奉納

 今回は遠方の宮崎県にある神社への奉納でした。

 

 4年前に宮崎の小林市で『神々の光』という作品展を行いました。

会期が終わり金沢に移動する際に作品展で知り合った方に勧められて日向にある大御神社(おおみじんじゃ)に立ち寄りました。

この神社は本殿の下の海に面した洞窟にも祠があり、その奥から見た景色が昇竜に見えるということで知られています。

その昇竜を一目みたいという思いもあったのですが、写真に収めて自宅に帰ってから確認をしたら青白いオーブが一杯写っていました。

その作品を大事に自宅に飾り、いつかは大御神社に奉納が出来たらいいなと思いながらいつも眺めていました。

 

 話しは変わりますが、近年一緒に活動している書家の都曲佑蒼子さんとは瀬織津姫(せおりつひめ)に関しての繋がりが沢山ありました。

彼女がGoogleで金沢の瀬織津姫神社を検索したところ、たまたま宮崎の高千穂にある瀬織津姫社が出てきたと聞きました。

 

 僕自身、ここ数年、瀬織津姫に関することに多く関わり関心も高まっていました。

瀬織津姫だけを祀った神社は日本に3社だけという情報も得て、金沢にある瀬織津姫神社以外の2社にはいつかは訪れたいと思っていました。

そこへ都曲さんからの情報が入り、ここへはどうしても行きたいという思いが高まりました。

高千穂には3回行っていますが、その時には瀬織津姫神社には気が付きませんでした。

ということはその時点ではまだ呼ばれていなかったのだと思います。

しかし、知ってしまった以上行ってみたいという思いは高まるばかりです。

 

 昨年からのコロナ禍の中で終息を祈願しての神社、寺院への奉納を続けてきましたが、今宮崎へ行きのタイミングであると自分の中に光りが差して来ました。

 

 高千穂の瀬織津姫社に行くことと大御神社への奉納をさせて頂くという目的で調整に入りました。

 

家内も同行させるのでゴールデンウィークに設定して旅の計画を立てました。大御神社には5月1日に奉納が出来たらいいと考え宮司さんへお手紙を書いて打診しました。

 

 気になる瀬織津姫社ですが、ここにも奉納が出来たらいと考えました。インターネットで画像などを検索しましたがどうも山道の奥にあり、小さな祠があるだけで宮司が常駐しているような神社では無いことが解りました。

 

 詳しい情報を得ようと宮崎県の神社庁に電話をしてみました。小さな神社で宮司が常駐しない神社でも他の神社の宮司が兼任していることも多くあるのです。

神社庁の方は調べてみて連絡をしますということでした。その後すぐに電話が入りました。神社庁の方かと思ったら高千穂にある天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)の宮司さんからでした。

 

神社庁から伺ったのですが瀬織津姫社は私どもの近所にあり、管轄という訳では無く村の人たちで管理をしていて祀りごとなどで依頼があると祝詞をあげたりお手伝いをすることもあると言うことでした。

そして奉納するには予想していたとおり難しいと解りました。宮司さんは親切に代わりに最近出来た観光施設に飾れるようにしましょうかと提案してくれました。

しかし神社の敷地内に奉納することにこだわりを持っていたのでお受けすることは出来ません。

4年前に宮崎で作品展をしたことや金沢にも瀬織津姫神社があるということなどを宮司さんに話すうちにお互いに凄く打ち解け合った雰囲気が生まれました。

 

 その時、僕の脳裏にふと浮かび上がることがありました。〝瀬織津姫社への奉納は無理だけれど隣接している天岩戸神社と瀬織津姫は繋がっている!天岩戸神社に奉納すれば瀬織津姫社に奉納したことにもなる!〟と……

そして思わず僕の口から〝頂いた電話で恐縮ですが天岩戸神社様も崇敬する神社の一つでいずれは奉納をさせて頂たいという思いもありましたのでお受けして頂けないでしょうか?〟と……

 

宮司さんは一つ返事で〝いいですよ!いつにしますか?〟とおっしゃって下さりました。

僕の中で、5月1日に大御神社に奉納をしたいと考えていたので翌日の2日は如何ですか?と聞きました。

すると、2日、3日は春の例大祭で忙しいですけど2日の午前の儀式が終われば午後に時間をとることが出来ますと返って来ました。

なんと素晴らしい設定であろうか!こんな良い日取りに巡り合わせてもらうことになるとは……

この時点で大御神社からの返事は貰っていなかったのですが、きっと旨く行く!と思い先に天岩戸神社への奉納を5月2日に決めたのでした!

その翌日に大御神社の宮司さんから5月1日の奉納をお受けいたしますという連絡が入りました。

 

この日から宮崎行きの計画、宿の手配が始まったのでした!

 

 4月29日に自宅を出発し、仙酔島、別府で宿泊をして5月1日の午前に日向の大御神社に入りました。

 

4年前に宮崎の小林市で作品展を行った際に親しくなった友人たちの何人かに今回の宮崎入りを伝えてありました。

そのなかの一人で大根やぐらフォトグラファーの辻さんが先に到着して迎え入れてくれました。4年ぶりの再会をお互いに喜びました。

11時から始まる奉納式の前に昇竜の見られる洞窟や名物のさざれ石、龍の玉などを家内と一緒に見学をしました。

 

 厳かな雰囲気の中、奉納式ははじまりました。大きな太鼓を打ち鳴らしながら大祓の祝詞を奏上する宮司の声と姿に圧倒されました。

断崖の下の波の音を打ち消すような迫力に僕の魂は揺さぶられ涙がこみ上げてきたのでした!

 奉納式は無事に終わり、友人の辻さんに記念撮影をしてもらいました。

日向を後にして昼食をとったあと、高千穂に入りました。

向かう先は瀬織津姫社!細い道の奥にひっそりと鳥居がありました。ここを潜ると下りの狭い階段状の賛同が続きました。

5分ほど歩いた頃、小さな祠にたどり着きました。そこにたどり着いた時、大きな安堵感と思いが実現した喜びがこみ上げて来ました。

都曲さんから依頼されていた書のポストカードを祠にお供えして丁寧に祈りを捧げました。

 

次は八代龍王社(はちだいりゅうおうしゃ)へ!ここでも都曲さんから託された書をお供えしてミッションは完遂しました。

次は合う、奉納する天岩戸神社の東本宮へ!奉納は西本宮で行うので先にこちらのお参りを済ませるつもりで来ました。

以前来た時に地元の人から天岩戸は東本宮を参ってから西本宮を参るのが正式な参拝だと教えて貰いました。伊勢神宮の外宮、内宮の順に参拝するのと同じ感覚だなと思ったのを思い出しました。

日が暮れた頃、高千穂出身であるもう一人の友人、門村さんと連絡が取れました。

本当は早くに合う予定でしたが仕事が入ってしまいこの日は無理かなと諦めていました。

GWなの仕事を終えて実家に帰って来る時間に合わせてお土産も渡したいので向かうことにしました。

ほとんど同時刻に彼の実家に着き、再開を喜び合いました。

彼の奥さん、お母さんに誘われてお宅にお邪魔してみんなんで夕食をとることになりました!この後、宿に移動しないといけないのでお酒は飲めませんでしたが沢山の心のこもった手料理をみんなで頂き楽しいひとときを過ごすことが出来ました。

 B&Bの宿に泊まり、この日は朝から奉納する予定の天岩戸神社へ!奉納は午後3時からであるがまずはご挨拶に!そしてそのまま奥にある天野安河原へと向かう。自然の渓谷沿いを歩くのはとても清々しい!

天野安河原に着き、祠の裏側からの風景などを撮っていると辻さん、門村さんと娘の優希ちゃんがやってきた!ここでみんなで記念撮影!

西本宮の前まで来るとちょうど舞台で神楽が行われていました。こんなタイミングで見られたことにも感謝の思いでした!

 

 次は予約をしてあった高千穂渓谷のボート乗り場へ!高千穂には20年前に初めて来た時にボートに乗ろうとしたが2時間待ちということで諦めたのでした!

その後、数回来たがいずれも諦めていた。今回はネットで予約が出来ることを知り、事前に予約しておくことが出来たのです。

渓谷は深いので日が差し込むのは太陽が真上に来る頃と予想して11時30分に予約をしておきました。

 

 ボートで渓谷を進むと予想通り陽の光が真上から差し込み、思い描いた通りの写真を撮ることが出来たのでした。

 

そしていよいよ天岩戸神社への奉納へと向かったのでした。駐車場で正装に着替えて本殿に向かうと、先ほど一端別れたた辻さんたちが来てくれていました。

遠い地に来ての奉納でこうして参列してもらえる人がいてとても有り難いと思いました。宮司さんによる厳かな祝詞の奏上で無事に奉納式を終えることが出来ました。

 奉納式を終え宮司さんから「天岩戸はもう見られましたか?」と聞かれた。

本殿の真裏に天照大御神がお隠れになたという岩戸が川を挟んだ対岸にあり、そこへは宮司さんの許可、案内が無いと入れないのです。

僕は数年目に来た時に一度見せて頂いたことはあるのですが参列したみんなはまだ見たことが無いと言うので案内をして貰うことにしました。

 対岸に大きな岩の割れ目が見え、太く長いしめ縄がかけられていました。つい最近、登山家の方々に依頼して大変な労力をかけて縄が掛けることができ大変な喜びであったそうです。(写真撮影は禁止なのでお店することは出来ません)

 

この天岩戸の見学をもって宮司さん、宮崎の友人の皆さんとはお別れました。

とても素晴らしい奉納ができたことに感謝いたします!

大御神社の新名宮司様、天岩戸神社の佐藤宮司様、辻さん、門村さん、優希ちゃん、宮崎のみなさん、旅の途中で出会った全ての方々に感謝いたします!

奉納させて頂いた作品は奉納作品一覧のページで見ることが出来ます