2025年9月9日に金劔宮へ額装写真の奉納をさせて頂きました。
今回も奉納に至るまでに沢山のドラマがありました。
友人である西口侑里さんから数ヶ月前、9月9月に〝くくりのまつり〟というイベントを行うので相談に乗って欲しいという連絡がありました。
内容を聞いて、是非自分も参画して何かの役に立てたらという思いが強く湧いて来ました。
会場を金劔宮の神楽殿を使いたいということでした。
以前にこの神楽殿で〝神々の光〟という作品展(2017年)をさせて頂いた経緯があることから宮司さんに今回の使用許可をもらいに行くので同席をして欲しいという事でした。
一緒に金劔宮を訪れ森部宮司にお願いしたところ、快く了承して頂くことが出来たのです。
そして森部宮司のご厚意で以前の作品展のように作品を何点か神楽殿に展示をするということになりました。
この時点では奉納という事は全く頭には有りませんでした。
準備を進めていく中でFBのイベントページを作って行く経緯でメインの写真を選んで欲しいと言われました。
直ぐに浮かんだのは白山麓の佐良早松神社で以前に撮った写真です。
この神社には菊理姫もお祀りされているのでとても大切にしている神社です。
とても気に入っている写真がこの時点で急浮上して来るとは思ってもみていませんでした。
5月1日、いつもの様に朔日参りをしたあとに急に佐良早松神社に行こうと思い立ちました。
ここはとてもいい空気感があり、居心地が良いので長くいようと思い、お昼の弁当も持参して行きました。
到着すると普段はほとんど人影がない神社の敷地で作業をしている人が数人いました。
話しかけて見ると今日は春の例大祭が2時からあると教えてくれました。
これは凄いタイミング!村の人に自分も末席で参加しても良いか聞いて見た処、快諾してくれたのでです。
2時近くになり宮司が到着すると聞いてお待ちしていました。
坂を上がって来たその方と目と目が合い、お互いに〝なんでここに?〟という感じになりました。
そう、その方こそ森部宮司だったのです。
この神社も普段は宮司が不在で森部宮司が兼任している神社の一つだったのです。
森部宮司の揚げる素晴らしい祝詞を聞かせてもらえる事が出来て本当に有り難い思いでした。
式典が終わり、次の予定のため急ぐ宮司を呼び止めました。
そして思わず口から出た言葉が〝今度のくくりのまつりで作品を奉納させてください〟でした。
数日前から〝くくりのまつり〟にここで撮った写真を眺めていて〝奉納〟という思いが湧いて来ていた矢先だったのです。
ここから自分のイベントに対する思いもさらに深くなり、展示をする作品も含めて奉納作品の作成に没頭する日々が続きました。

佐良早松神社での例大祭
いよいよ9月9日を迎える事が出来ました。
神楽殿のイベントの前に本殿にて参加メンバーによる正式参拝と写真作品の奉納の儀が執り行われました。
奉納作品は『菊理媛の舞』です。
2012年、2016年に続き3回目の奉納をする事になるとは夢にも思っていませんでしたので感無量でした。
9日9時9分9秒より僧侶の山本大雲さんの太鼓により始まりました。
舞やセドナハープなどの演奏が次から次へと繰り広げられました。
僕もしーあさんと〝あわのうた〟を歌わせて頂きました。
大勢の観客が訪れてくれました。
感謝です。

午後は2部として同じメンバーで松任の白山学習センターにて映像ビジョンなどを使ったイベントも行いました。
今回は全国から素晴らしいメンバーが集結して本当に良いイベントを行う事が出来ました。
今まで何度も奉納をさせて頂いて来ましたが、このような形での奉納は初めてで思い出深いものになりました。
関わりのあった方々、全てに感謝いたします。